あじゃらかもぐもぐ

地味な根暗が母となり、それなりに子育てをする様を、うすぼんやりと綴るブログ。

副鼻腔炎が治らなくて全身麻酔で手術した話

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前回の記事はこちら↓

妊娠中に生えてきた親知らずを産後に抜いた話 その3 - あじゃらかもぐもぐ

あらすじ

私、持田よもぎ!どこにでもいる普通のアラサーママ!ある日突然現れた親知らずをなんの気なしに引っこ抜いたら、口と鼻の間にマジカルゲートが開いちゃった!私一体、どうなっちゃうの〜!?助けて先生!!

 

はい、すみません。こういうの好きなんです。

そんなわけで最初の歯医者に行ってみたけれど、やっぱり口腔外科に行ったほうがいいと言われ、有給を消費しながら総合病院にせっせと通うことになった。病名(?)としては副鼻腔炎と言うことになるらしい。いわゆる蓄膿症。口の方から入った菌で鼻の中が腫れていると。しかし半年に及ぶ薬での治療は効果が見られず、私は口腔外科から耳鼻科へ転科。炎症を抑えるために、複数ある副鼻腔の壁を取っ払って繋げて風通しを良くする手術をする、と言われた。内視鏡手術なので傷はそれほど大きくならないが、場所が場所だけに全身麻酔となる。

ずっと健康に生きてきて、大した病気も怪我もしなかった私だが、帝王切開、親知らず抜歯のために麻酔を経験してきた。そしてここにきて大ボス、全身麻酔である。1年半の間にこんなにもいろんな種類の麻酔を体験することになるなんて。そんなツアー申し込んでないよ!

 

さて、入院の前に別日で検査の日があった。採血と、薬を使った検査。この検査が不思議で、血管に入れると特殊な匂いがする薬を使って、匂いを感じるまでの時間と、感じなくなるまでの時間を測るというもの。
血管に入れた薬の匂いがする?何それ怖いと思ったが、8秒ほどでたしかに匂いがし始めた。例えるなら椎茸のような。匂いは3分くらいつづいた。最長8分という人もいたらしい。その後レントゲンと心電図。特に問題なく終了。

 

そして入院当日。PCR検査をしたり、CTを撮ったりした。CTは確か、手術の時の参考にするのが目的だったはず。地図になるのね。余談だがPCR検査をするために入院が通常時より1泊伸びているとのこと。地味にダメージ。検査結果は陰性だったので翌日手術。手術室に入り、いろいろな機械に繋がれる。血圧計とか、指先挟むやつとか。全身麻酔で落ちる瞬間はどんな感じなのだろうと思っていたが、結構怖かった。「落ちる……!」と言う感じ、何かに引っ張られる感覚がして、普段寝落ちする時とは明らかに違った。

目が覚めたら手術後。プールで鼻に水が入った時そっくりのツーンとした痛みがあったが、帝王切開、親知らず抜歯を経験してきたので、これくらいもはや無痛と言っても過言ではない。いや、過言でした。痛いものは痛いので痛み止めをもらう。手術よりは、手術後に鼻に詰め込んであったガーゼを引き摺り出すのが辛かった。鼻と言っても副鼻腔まで入れてあるのでとても長い。引っ張っても引っ張っても出てくるので人体の神秘を感じた。

予後を見るために入院期間は1週間くらいあったが、無事に予定通り退院。

その後は無事マジカルゲートも塞がり、鼻水や痰の症状もおさまった。今も体調が悪い時は手術した方の鼻がすぐに調子悪くなる気もするけど、まぁ許容範囲内でしょう。

というわけで親知らず登場から副鼻腔手術まで、2年近くなる闘いはやっと幕を下ろしたのであった。