あじゃらかもぐもぐ

地味な根暗が母となり、それなりに子育てをする様を、うすぼんやりと綴るブログ。

妊娠中に生えてきた親知らずを産後に抜いた話

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はじまりは、穴だった。

妊娠を意識してネットサーフィンするとよく見る話に「歯の治療は妊娠前にしておけ」がある。つわりや、お腹が重い時に治療を受けるのは大変だからだ。もちろん私も聞いたことがあったが、その時点で口内にトラブルはなく、虫歯にならないよう気をつけよう、くらいに思っていた。
しかし妊娠4ヶ月、奥歯にでっかい穴が開いていることに気づいた。
な、なんじゃこりゃあああ!!!
しかも全然痛く無い。逆に怖い。恐怖に慄きながら近所の歯医者に駆け込んだ。
「親知らずが生えてきています」と言われた。ん、穴が空いているのでは?と思ったが、それは以下のようなことだった。奥歯の向こうから斜めに出てきた親知らず。少ししか出ていないので、奥歯の向こうに隙間ができていることしか感知できず、私には穴が空いたように感じられた。
斜めに生えているので要レントゲン、しかし安定期に入っていないため今回はやめておきましょうと言われた。痛みもないので「頑張って歯を磨いてね」で終了。

そして時は流れ、私は無事に第1子を出産。始まる怒涛の新生児育児!寝れない!いろんなとこ痛い!予防接種!離乳食!保活!
親知らず!?知らねー!!!!
娘が9ヶ月になった頃、歯科検診を受けることにした。この頃私の口に手を突っ込んでくるようになっていたので、虫歯があったら嫌だなと思ったのだ。案の定ちょっと虫歯があったので治療してもらう。前述の歯医者とは別のところだったが、親知らずについてはやはり治療を勧められた。「もし2人目を考えているなら、妊娠中に悪化しちゃうと手が打てないし、授乳中だと飲めない薬とかもあるから、卒乳後にでも治療してしまった方がいい」とのこと。
なるほど、それもそうか。2人目が欲しいと思っていた私は、娘の卒乳後に親知らずを抜くことに決めた。
それがまさか、あんなにも長い長い戦いになるとは、この時まだ、知らなかった。